天上院雅直彦の苦悩(?)

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雅直彦は 「……………」 と静かに首を横に振った。 そしてゆっくり後ろを振り返り 「…峰打ちじゃ…」 と額の汗を袖で拭った。 美少年は眼鏡をきちんと直し顔を綻ばせる。 次第に頬のあたりから赤みが戻り青ざめた部分を染めていった。
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