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授業中私はずっと窓の外を見つめる
授業やクラスのざわめきも気にならない程………
気づいたらもう授業が終わった
「はぁ……」
疲れたな、回りの女子達がキャアキャア良いながら教室をでる
時計に目をやるともうお昼時だった
「もう昼か……」
今日は弁当が無かったからな買いにいかなくては
ガタンと机と椅子を揺らす
丁度その時
「沙奈ちゃんお昼食べよう!!」
ヤツ…雨が来た
あぁ、教室に残っていた女子からの視線が痛い
雨はどちらかといえばモテる体質だ
告白されても絶対断る
一回なんで告白を断るのだ?と聞いたらマジな顔で「沙奈ちゃんが好きだから」と言われた
…お前ってヤツは……
「あれ?どうしたの沙奈ちゃん?」
「なんでもない…あ、雨私は今からなにか買ってくるから中庭か何処かで待っていてく」
「お弁当作ったんだ勿論二人ぶん」
「五段弁当………どうした?遠足なら今日はないぞ?」
「違うよお婆ちゃんがね昨日のおかず作りすぎたから」
「っというか何故私の弁当事情を何故貴様が知っているのだ?」
「えっとねぇ、革にぃが昨日メールしてきたんだよね」
アイツ…私に一言も無しでか?
「一緒に食べようよ、ね?僕こんなに食べれないし」
「分かった」
「えへへ、中庭行こう」
「ちょっ、引っ張るなお前はただでさえおっちょこちょいなんだから!!!」
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