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「沙奈ちゃんさぁBLも良いけどたまにはこう青春ものも書かない?」
「性春ものか?」
「漢字違うよ青春だよ青い春だよぅ」
「フム、私はどちらかというと短編派なのだ長編は向かん、それに青春と言えば男女のラブコメだろう。書けるわけがあるか」
「…普通の読者層も取り入れたら良いと思うな」
「普通の読者層?」
「うん、もっと人気あがるんじゃないかなぁ」
「フム…しかしなぁインスピレーションというものが浮かばん」
「いん…すぴ…?」
「想像がつかんのだ」
「あぁそう言うことか」
「そういうことだ、…というか雨こっちに来い外だとこの会話が丸ぎこえではないか」
「あ。そうだね、」
ひょいと私の部屋に移る
「えへへ。お邪魔します」
「あぁ」
「ところで、沙奈ちゃん」
「なんだ?」
「なんで沙奈ちゃんの書く受け側の男の子って雰囲気がほんわかとした可愛い系?の男の子なの?ショタ系というか」
「ふっ、それはだな」
雨の顎を撫でる
「貴様をモチーフにしているのだ、こんな可愛い男等他にはいないからな」
「えっ」
「知らなかったのか?私は書くとしたら貴様のような可愛いヤツを受けにしたいのだ次のヤツはどうするか、そうだな受け×受けなんて可愛いかもな」
フフッと笑う
「沙奈ちゃんさ…僕だって怒っちゃうよ?」
「いきなりだな、ついでに言うが貴様は私に勝てると思うのか?」
「…勝て…ないかな」
「フン、そうだろう?こんな完璧な幼なじみは中々いないぞ、雨」
「むぅ、沙奈ちゃんは意地悪だなぁ」
「意地悪?フッ、雨は可愛いヤツだな私は雨が好きだぞ」
「え」
「私を一番理解してくれてる親友だからな」
「…うん、僕達はずっと親友だもんね!!」
「あぁ…ん、今ので良いインスピレーションが浮かんだ流石だ雨、これを書いたらすぐに相手してやる」
「いや、そろそろ帰るよ革にぃ僕の事あんまり好きじゃないみたいだし」
「そんな事はないあの男はあぁいうヤツなのだ、そうか少し寂しいなではな雨」
「うん」
窓から窓に移る
「…沙奈ちゃんは僕の事親友としか見てくれてない事は知ってる……でも良いんだ君といれるんだったら寂しくなんかないよ」
誰にも聞こえないようボソリと呟く
「ん、なにか言ったか?」
「ううんなんにもまた明日ね」
「あぁ」
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