初恋

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「俺、大島和樹。年は同い年」 俺はこのとき、 まだ気づいていなかった。 君と出会って、全てが変わること。 俺の君に対するこの感情が 恋だということが ときに君を傷つけ、自分自身を苦しめてしまうことを。 そして 君が背負う全てのもの、 君が守ろうとしているものにも、気づいていなかった、 なあ美香。 俺は君に恋をした。 初めてのこの恋が 俺の最後の恋になればいいと思った。 君のそばにいたいと、 そう思った。 これが俺たちの出会い。 そして俺たちの恋の始まり。 俺は未来を、まだ知らない。
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