カゲロウデイズ

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「でもまぁ夏は嫌いかな」 真っ黒な猫を膝に乗せ、撫でながら君はふてぶてしくそう呟いた。 ひょい、と逃げ出した猫を追いかけ、君は小走りで走り出す。 猫が好きな君には見えなかったの? 飛び出した交差点、 赤に変わった信号機。
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