加賀政人

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「え…?」 今なんて 思考停止した状態でただ加賀を呆然と見つめる俺 加賀はすー、と息を吐くといつもの無愛想な表情に戻って言った 「…じゃあな、一色として生きるのは大変だろうがお前ならやっていけるだろ、応援してる。」 体を離されて、ぐいぐいと押されるままに歩いていると既に部屋の外で言い返す間も無く バタン。 部屋から締め出された 「か、加賀?おい、加賀…!」 ドンドンと強めに扉を叩いたが出る気がないらしくだんまり 俺は扉に背中を付けるとずるずる、と床に座った 俺が好き…? あの加賀が?俺みたいなやつのことを? 何かのジョークかとも思ったがすぐに違うと分かった そんな言葉吐くような男じゃなかったから 常に真剣な筋の通った男って知ってるから ドクドク ってことは本当に加賀は俺のことが 男同士とか気持ち悪いだのそんなもの何処かに行ってしまっていて ただ加賀の言葉に胸が高鳴っている自分がいた 収まれ、収まれ…! 加賀が普段見せない顔するから、ただそれに驚いただけで俺は、俺は らしくもない この学校に来て頭ぶっ飛んだ奴らと一緒に居るうちに俺もおかしくなったんだ…!加賀と一緒にいたから変になったんだ! だって変だろ こんなに嬉しいの初めてなんだから
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