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「何ですかそのドS理論!?……浦川様そんなに私をイジメて、私に新しい世界の扉を開けさせる気ですか?」
「お前はもう超がつくほどのドMだろ。これ以上開ける扉なんてねーよ。」
「はうぅぅ!?私はそんなに変態じゃなです、普通のMですよ」
やはりバカだ。
純然たるバカだ。
流石にもう限界、無理。
「さようなら。」
俺は扉を閉めた。
壊れてしまうのではというほどの力で。
「えぇっ!?ちょっ、今の流れを完全に無視した言葉は何ですか!?てか扉開かない!!浦川サマー!!」
この学校の扉はほとんどがスライド式である。
したがって足をつっかえ棒のようにすればまず開くことはない。
……バカめ。
「愛されてるね、浦川サマ。」
「その呼び方はやめろノスケ。反吐どころか五臓六腑が出てきそうなくらい気分が悪くなる。」
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