普通からの逸脱

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――放課後 「浦川サマー!!今日行きましょう!!今行きましょう!!今すぐ逝きましょう!!」 「お前は俺と心中でもする気か!?」 「ごめんなさい、噛んじゃいました。」 「いや、普通はそんな噛み方はしない。」 「だって私、滑舌悪いですし。」 「そういう問題ではないはずだが……」 「とりあえず逝……んンっ、行きましょうよ!!」 間に入れた咳払いが胡散臭い、コイツわざとやってるのか? 「……行くってどこへだ?」 「いろいろです!スケジュールはもう決まってますからね。さぁ、行きましょう!」 「いろいろって、お前何ヶ所行く気だよ!?」 「30ヶ所くらい?」 「多いわ!!朝までコースか!!」 「そのつもりですけど?」 「本気だ!!」 「冗談ですよ~。まだ出逢って間もない人と一夜を共になんて流石の私でもできないよ。」 「出逢った瞬間に永遠の愛を約束しようとしてきた奴のセリフではないはずだか?」 「とにかく行きましょう。」 「いやだ。俺は飯は奢ると言ったがそれ以上を約束した覚えはない」 「えぇー。じゃあこの前の痴漢の騒ぎをあらぬことを付け加え、チェーンメールにしていろんな人に送っちゃいますよ。」 「……わかった。だからそれはやめてくれ。全てが終わる。」 ヤバい奴に目をつけられたな俺。
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