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――疲れた。
結局服やCDショップなどの店を引きずり回され、ようやく少し落ち着くことのできる喫茶店へとくることができた。
「ご注文のコーヒーとミルクティーです。」
ショッピングモール内の喫茶店だが、客の数はそれ程多くない。
そのため少し静かに感じる。
喫茶店なんてあまり入ったことがたかったけど意外といいかもしれないな。
今度行ってみるか、……独りで。
「……んでその時の歌○さんが「おい。」」
「?」
「そろそろいいだろ?俺を解放させろ。」
「それは浦川サマの獣的な部分をってことですか?」
「違う!もう4時間だぞ、十分借りは返せてると思うが。」
学校を出たのは16:00、そして現在の時刻は20:05。
普段出歩くことの少ない俺にとってはかなり遅い時間である。
「まだ連れ回されなきゃいけないのか?」
「はい、あと一ヶ所。行きたいところっていうか来てほしいところ」
「来てほしい所?どこだよ」
注文したコーヒーを口にして尋ねる。
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