凛嬢甘

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友紀菜はしょせん陰キャラ。 俺がリードしていれば黙ってついてくる。 そう思っていた。 高校も違うし、余裕だ。 俺は満足感に浸っていただけで、友紀菜との距離を縮めようとはカケラも思っていなかった。 俺の心のどこかで、『友紀菜とは遊びだから』なんて思っていたのかもしれない。 付き合い始めてから5日目、友紀菜から✉が来た。 メール 『ウチら、別れよう。』 俺は理解に苦しんだ。 やっとできた、初めての恋人。 映画館行ったり、水族館に行ったり、カフェ行ったり、ありきたりなデートのなに1つしていない。 正直、俺は別れたくなかった。 でも、友紀菜が別れたいと言っているのに、無理矢理付き合っていても、意味がないと思った俺は友紀菜と別れた。 5日間の短い交際だった。
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