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「もう大丈夫だよ~」 「本当ですか?」 「うん」 「一応測りましょう…」 体温計をベッドのわきにある机からとると、松川は俺の手をつかんで脇をさわってきた… 「ひゃっ……!!!まっ、松川!!手冷たすぎ!!」 「スイマセン…」 「はぁ……、体温計貸して?」 俺は松川から体温計を取って自分で脇の下に入れた。 ピピピピピ、ピピピピ 「はい、ボヤけて読めない」 「37.5です…」 松川はなんか落ち込んでいる。 「まつ~かわ~」 「………………」 「無視すんなよ………ありがとう…松川…」 「えっ……?」 「看病してくれたんだろ?それに、久々にこんなに寝れたしありがとう」 「瑞騎さん!!………って呼んでいいですか?」 「いいよ?てゆーか急にどうしたの?」 「呼びたかっただけです…」 かっ、かわいい…なんか犬みたい? 「じゃあ……慎治!」 「はっ、はい!!」 かわいい……やっ、ヤバい…だっ……抱きたい…喘がせたい!!! 俺はそんな衝動にかられた…でもさすがに俺も大人だし、年下を襲うなんてできないよなぁ~
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