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「あっ、あーん…」 松川は俺に食べさせてくれた…スプーンの上で"ふーふー"してくれた… 完全に子供扱いなのに俺はなぜか嬉しかった… 「あの…さっきの電話の相手って、誰なんですか?」 「言わなきゃダメ?」 「ダメって、ゆーか……きっ、」 「きっ?」 「気になります…」 松川は俯きながらそう呟く… 「そっか…じゃあ今度、話すよ…」 「はい…」 なんか話題ないかな…松川超沈んでんじゃん… 「松川!!ごちそうさま」 「あっ、はい…」 松川は雑炊のチビ鍋をもって部屋を出た… はぁ……どうしよう…別に、言いたくないわけではないけど…
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