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「なっ、なんでですか?」 松川は目を真ん丸くして聞いてきた… 「家が無いから?」 「えっ……!?」 「はぁ………こないだ言わなかったけ? グループの金は使っちゃダメなんだよ…だから、カフェ安に住まわせてもらってる…」 「たっ、大変なんですね…」 困った顔してる…別に気にしてないんだけどな… 「でも、カフェ安って夜電気ついてないですよね…」 「えっ?」 「一回だけ忘れ物を取りに行った事があるんですよ…」 「カフェ安に?」 「はい、その時まだ9時だったんですけど電気ついてなかたんですよ…」 きっと誰かとホテルに居たんだな でも、こんな事言えないし… 「どっか行ってたんだと思いますたまたま」 なんか、俺が黙ってるから勝手に会話終わらせちゃったよ… 「瑞騎さん……?」 「松川…」 「なんですか?」 俺……その時…… 「なんでもない…」 俺は何、口走ろうとしてんだよ…
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