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そうだ!! 暇だし掃除でもしよう!! ~30分後~ ガタガタ、ドドドドンッ、バンッ、ジュワ~、ゴキゴキ、バリバリ、バキッ、 ヤバい…これは…ヤバいぞ… 俺…こんなに不器用だったっけ? こんな部屋の汚さはマンガでしか見たことねーよ? 逆にスゴくね?俺? ………………じゃなくて!! 松川が帰ってくる前に部屋を片付けなければ… 今日、松川…早く帰って来るって言ってたし 急げ!! ピーンポーン えっ!?まっ、マジか!? 松川?嘘だろ!? ガチャン ちょっ、まっ… 「ただいまでーす」 その声は明らかに松川だった… 「瑞騎さーん?」 俺は急いで玄関に走った 「瑞騎さん!?どうしたんですか?そんなに急いで…」 「まっ、松川おかえり~きっ、今日は早いんだね~アハハ~」 ヤバい挙動不審だ… 「どっ、どうしたんですか?」 「あっ、あのさ~どっか行ってくれば?」 「なんでですか?」 「いや~えーと…」 「瑞騎さん?」 どうしよう…あんな部屋…見せられないよ… 「ちょっと荷物置きたいんで、部屋行きたいんですけど…」 「だめ!!」 なっ、何言ってんだよ… 俺はバカか!! 「何隠してるんですか~」 松川は俺をジロジロ見てきた… 「ちょっと失礼しまーす」 松川は俺の手をどかして、玄関からリビングに向かった…
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