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「あっ、ちょっ…」
ドンッ
俺は、急に立ち止まった松川の背中にぶつかった。
「松川!!急に止まるなよ!!」
「瑞騎さん?これはどーゆー事ですか?」
松川の背中からブラックオーラが駄々漏れしていた…
そうだ…部屋…今ヤバい状況だった…
「えーと…その~」
「何があったんですか?」
松川は振り向いて俺の目を見ながら聞いてきた…
「掃除しようとしたらこうなった……」
「はぁ………」
松川は大きなため息をついた…
ピピピピピピピピ ピピピピピ
ケータイが鳴った
そうだ、バイトの時間にアラームかけてたんだった…
「バイトの時間ですか?」
「うん…」
「じゃあ行ってください、瑞騎さんがバイト行ってる間に片付けときますから…」
その声は明らかにめんどくさそう…と、ゆーか疲れているのに…みたいな感じだった…
「ごめん…」
「良いですよ…そのかわり…帰ってきたら、お仕置きですからね?」
「えっ………?」
松川はいつもの様に笑っていた、でも…なんか違った…ちょっと、怖かった
「バイト遅れちゃいますよ?」
「あっ、うん…行ってくるね…」
俺はそのまま、バイト先のカフェ安に向かった
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