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「おぉ~松川~心配しなくても大丈夫だよ~チョ~元気モリモリ、ダゼ!!」 こいつは松川慎治、ここのバイトの後輩だ。 「本当ですか?」 「心配しすぎだって!!アハハハ」 ヤばっ、今の笑い方はおかしかった…さすがに松川も気付くよな… 「はぁ…とりあえず熱だけ測りましょう…」 俺は松川に連れられて休憩室に入った。 「今、体温計持ってきますね」 松川は休憩室から出ていった、きっと物置から体温計を持ってくるんだろう。 「相模野さん持ってきました、」 松川の手には体温計と俺の荷物があった 「松川~なんで俺の荷物もってんの?」 「だって相模野さん完全に熱あるじゃないですか…」 もう…我慢できないところまできてるし、まぁ…いいか。 「ほら、測って」 俺は服から片方の肩と腕を出して松川を見た…なんか…驚いてる…? 「何?ジロジロ見てなんかおもしろいものでもあった?みせもんじゃないんだけど?」 「すっ、すいません…」 「体温計貸して?」 「あっ、はい…」 俺は体温計を脇の下にはさんだ。
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