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「長旅お疲れ様でした。疲れたでしょう?」
「いえ、まぁ……それより、ここでかいですね」
シフォンの言葉に、タクミは建物内を見渡しながら答える。
「この学園は世界中から生徒が集まる場所ですので、国家もそれなりに予算を使っていますのよ」
「へぇ……なんか納得ですね」
少し先を歩く生徒会長も、日本人ではないようだ。
ドゴォン!!
「っ! なんだ!?」
轟音が聞こえ、タクミは反応する。音源は五十メートル……いや、百メートルほど先か。戦いの音が聞こえる。
「驚かせてごめんなさい。いま、二年生のカーニバルがあってますの」
「カーニバル、ですか?」
聞き慣れない言葉に、タクミは首を傾げた。
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