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そう微笑みながら返すジルに正明は顔を赤くして固まる
それに気付いたジルは悪戯っぽい笑みを浮かべながら正明の顔を覗き込む
「あら? 顔を赤くしてどうしたの?」
正明は悪戯っぽい笑みを浮かべるジルを見て怒り気味にジルを抱き上げ、自分の後ろへと乗せる
「時間がないんだ、急いで洋館に向かうぞ。……ちゃんと掴まってろ」
だがジルの笑みは消えるどころか深くなっていた
それもそのはず、後ろから見える正明の耳が赤かったのだ
そこでジルは正明の後ろから前へと手を回し、抱き付く形で掴まった
それにまた体を一瞬強張らせた正明だが、諦めたように溜め息をひとつ吐き、バイクを走らせた
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