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天沢皓さんとのコラボレーション作品
いつか見た風景画
淡く儚く蘇る
石鹸の泡のように
ふっりと消えた
後に残るは欠落感のみ
真上に視線をずらすと
ただひたすらにwhiteが続く
自身の潔白を証明するその色は
目に入れたくなかったのに
彼方にその偶像探し
果てない空に問いかける
繰り返す涙の時間が
心を永遠ざわめかせ
徒花のような自分自身
現状維持の方法も忘れた
涙ちぎれて泡となり
またwhiteへ昇る昇る
あの地平線のアナタの影
捨て去るその時まで
孤独と争いながら
破片拾い集める
暗闇手探りしながら
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