~誘拐~

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次の朝。 太陽が目覚めると 隣に眠っていた筈の 極月の姿が見えない。 時刻は八時半。 「ううーん…」 太陽がベッドの中で 大きく伸びをした。 それから 薄手のカーデガンを 引っ掛けキッチンへと 向かう。 何やらいい匂いが 漂ってくる。 中へ入ると エプロンをつけ ポニーテールに 髪を結わいた極月が フライパンを握り 料理していた。
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