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亮介や翔たちが
怒りまくってる中で
一人､黙ったまま
源太の様子を見ていた太陽が
｢源太｡彼女に会いに､行くか？｣
冷静に淡々とした口調で聞く｡
｢…………………｡｣
ショックな中で
必死に考えているのだろう｡
源太はうつ向いたまま｡
｢お前が決めれば､ええ｡
会わないで､もうその女の事は
忘れるか｡
前に言うてたように
会って真相を確かめるか｡
どっちかやろ｣
｢…………はい｡
少し､ ……………｡｣
源太が言葉を切る｡
｢ん？少し､なんや？｣
｢会うのがこわくなっちまって｡
自分がどうなるか
わからないんです…
顔を見たら
思いっきり殴りつけたり…
わからないんです…｣
声が震えていた｡
｢そうか｡
じゃあ､俺と極月が
その麻里絵に会いに行くか｣
太陽が意外な事を
口にして
源太も思わず顔をあげた｡
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