~詐欺~

35/54
前へ
/973ページ
次へ
「さ…3000万…!?」 翔がすっとんきょうな 声をあげた。 「ああ。 女が作る借金にしては 高額だな」 トラジも顔をしかめる。 「訳が知りたい…」 源太がボソッと呟いた。 「そやな。 博打でやったにしちゃ デカイやろ。 それがあって 金に困ってたのかも知れん」 太陽が源太に言うと コクンと源太が頷いた。 「あとな。 太陽さんに言われて 少し俺の方で 麻里絵について 調べてみたんだ」 トラジが小さな紙切れを 出した。
/973ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1943人が本棚に入れています
本棚に追加