~詐欺~

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「麻里絵ちゃんですか? ねぇ、麻里絵ちゃん今夜は アレよね?」 別のホステスに確認してから 「麻里絵ちゃんは今夜は 同伴です」 「じゃあ、もう少ししたら くるな?」 トラジが念押しすると 「はいっ!10時半頃には お店に来ると思います!」 笑顔でホステスが答えた。 源太がホッと溜め息をついた。 「なぁ…太陽はん」 極月が隣に座る太陽の 袖を引っ張り耳元で囁く。 「ん?どした?」 太陽が顔を寄せた。 「同伴って、なんや?」 極月が小声で聞いた。
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