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「もぉ~っ!!
社長さんったら!!」
男にしなだれかかり
甘えた口調で話ながら
極月たちの席の方へ
歩いてきて………
麻里絵の足が
ピタリと止まった。
「…………源太……」
顔からは
先ほど客に見せていた
笑みは消え去り、
驚愕している。
とっさに
麻里絵が後退り…
いきなり店から
飛び出して行った。
「…おい?ちょっと?」
一緒にいた客は驚き
慌てて他のホステスが
なだめながら
席へと案内する。
「全く!!何なんだっ!!」
同伴で来たのに
ほっぽり出され
客の男が怒っていた。
「源太はん!
ボォーとしてないで
行くで?」
立ち上がった極月に
声をかけられ
慌てて麻里絵の後を追った。
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