~詐欺~

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「おいっ…!! ちょっ……待てって!!!」 源太も公園に飛び込み 麻里絵の腕を掴んで止めた。 「離してよっ」 源太の方は向かずに 前を向いたままの麻里絵。 「離さねぇよ。 ちゃんとお前の口から 理由を聞くまでは」 息を整えながら 源太が告げると 麻里絵がフラフラと 隅っこにあるベンチへ 歩いて座った。 片方の腕を掴んだまま 源太もすぐ隣に座り込んだ。 すぐに極月たちも 駆けつけたが そんな二人の姿を見て 公園の外で太陽と二人、 成り行きを見守ることにした。
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