1939人が本棚に入れています
本棚に追加
/973ページ
「おいっ…!!
ちょっ……待てって!!!」
源太も公園に飛び込み
麻里絵の腕を掴んで止めた。
「離してよっ」
源太の方は向かずに
前を向いたままの麻里絵。
「離さねぇよ。
ちゃんとお前の口から
理由を聞くまでは」
息を整えながら
源太が告げると
麻里絵がフラフラと
隅っこにあるベンチへ
歩いて座った。
片方の腕を掴んだまま
源太もすぐ隣に座り込んだ。
すぐに極月たちも
駆けつけたが
そんな二人の姿を見て
公園の外で太陽と二人、
成り行きを見守ることにした。
最初のコメントを投稿しよう!