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「大丈夫よ。
期間は1週間だけだし、何より姫ちゃんは上達したわ。」
「そうですかね…。」
「ちなみに拓也も教師として潜入。」
「え゛!?」
「仕方ないじゃない、大人で一番頭が良いの貴方なんだから。
湊と雅、晃と魁には学生として潜入してもらうつもりよ。
4人は寮内と学生調査をお願い。」
咲さんの言葉に雅達は頷くが…拓也がまだ不満そうだ。
「…報酬、あたしのクッキー「やるやる!!教師やるやる!!」……。」
単純、とあたしは心の中で笑った。
拓也は大抵あたしが作ったお菓子を目の前にぶら下げれば何でもやる。
だからあたしは今日もそれを利用し拓也を仕事へ意気込ませる。
「教師の2人は重要書類とかとりあえず教師しか入れないような場所を調査。
卓斗と翔は警備員として潜入、教師の2人をフォローしてあげて。」
「了解、翔にはオレから言っとく。」
あたしは頭の中に情報を出来るだけ入れていく。
あたしが潜入する学校で怪しいのは三人。
数学教師と三年学年主任、体育教師だ。
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