潜入

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10日、AM4:55... ヤバい、眠い、瞼が落ちる。 「おはようございまーす…。」 カランコロンと音をたてながら扉を開けると…。 「姫―――!!」 何やら目障りな気配…。 あたしは寝惚け気味でそれが誰かわからず…。 ガン!! 「あべ!!」 回し蹴りを食らわせた。 「ん?あり?」 回し蹴りをしたことによって覚醒したあたしの意識。 足下にはなぜか拓也が転がっていた。 「なんだこれ。」 「姫は気にしなくて良い。」 卓斗は一応拓也をソファーの上に投げ寝かせると咲の所に行けと言われた。 あたしは黙ってそれに頷くと最上階にある司令室へ階段を上った。 「違う!!それはいらない!! あっ湊先にこれ持ってってくれる? 晃動け!! 翔―――!!」 司令室の中から咲さんの怒声と思われる声か聞こえる。 翔さん何やらかしたんだと思いながら中に入る。 そこで目に映ったのは何やらこき使われている湊達と…。 1人何やら座り込んで考えている晃。 …こりゃ、咲さん怒るわな。 .
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