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「咲さん着替えまし…」
「雅―――!!」
「た…?」
扉を開けた瞬間、目の前に迫る何か。
冷静にこれらが段ボールだってことが分かった。
「はぁ―――!!?」
チビにジュースぶっ掛けられたことはあるけど段ボールはごめんだ!!
あたしは手を広げ受け止められるものは受け止め無理なものは避けた。
あたしは思う。
こんな自分器用だったけ?
「さすが姫ちゃん!!」
「はは…。」
あたしは見事二つだけキャッチ成功。
でもどう頑張ったってあたしは腕二本しかない。
よって二つ以上は無理だったわけで…。
でもたまたまあたしがキャッチしたのは機械関係で、その他は変装道具や書類だったそうな。
あたしは自分のたまたまさを誉めてやりたい。
「お前一気に持ってくな馬鹿!!」
「あだっ!!オレだって反省してるさ!!」
雅は湊に拳骨を落とされサスサスと頭を擦った。
「姫が凄いのは昔からだからな!!
まずは小学一年生の時…。」
「黙れ、馬鹿兄貴。
今すぐ病院送りにされてぇのか。」
「ゴメンナサイ…。」
「お前いい加減学習しろ。」
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