潜入

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ハッハッハ!! 「……。」 ハッハッ…ハ…。 「……。」 ―――空気重っ…!! 「あぁ…貴女が…。 話は理事長から聞いてます。」 「はいっ!!教科は英語、よろしくお願いします!!」 「まず簡単に説明すると…。」 まず、生徒には極力関わらないこと。 この学校には権力者の子供が沢山いるらしい。 生徒に意見して東京から消された教師も少なくないようだ。 …どんだけ自分の子供に甘いんだよ。 親も親で餓鬼だな。 それと教員同士もあまり検索しないらしい。 あとは旧校舎には絶対立ち入り禁止とか…。 これは嫌でも何かあると思うだろ。 旧校舎の件は後で咲さんに報告だな。 「あー…憂鬱だ…。」 現在あたしが担任を持つニ年四組に向かって歩いている。 一限はそのまま英語らしいからその教室にいれば良いだろう。 …。 「本当にあたしでいいのか…?」 だってあたし教師免許持ってねぇし、英語だって人並みにしかできない。 頭の良い奴に教えるほどあたしには余裕ねぇよ!! .
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