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「上等じゃねぇか…絶対愛を負かす!!」
「そう来なくっちゃ!!」
涼の目は戦う気満なのか煌めいている気がする。
心なしか存在感も少しだけ出てきたような…。
『それでは全学年合同射撃大会を始める!!』
理事長の一声で生徒が自分の本陣に向かって走り出した。
E組はここが本陣なので待機だが。
ちらりと時計を見たら本番開始まで準備のため20分ほど時間がある。
「じゃ涼、また後で。」
「おう!!」
あたしは涼から離れると1人屋上へ向かった―――。
あたしは1人屋上に着くと昨日の内に置いておいた箱を引っ張り出す。
あたしは身軽な方がいいのでブレザーだけ脱ぐと腰におニューのガンベルトをつけた。
これはHSPの備品だが別に減る訳じゃない…って事で咲さんに使用許可を貰った。
まぁ今日1日しか着けねぇし、次の任務の時に付けても平気だろう。
あたしはそこに二丁拳銃をしまった。
そしてもう二つ、レッグホルスターを出した。
これも新しく備品に加えてもらった物。
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