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「ただ、あたしだけのじゅぎょうは真面目に受けろ。
どんだけサボっても良い、あたしの授業だけ真面目にやれ。」
「…は?」
じゃねぇと情報収集もろくにできねぇしなにより桜花も宮部だけの授業は真面目に受けてた。
まぁ宮部自身が怖かったってのが大体の理由だろうけど、ほんの少しだけは宮部を慕っていたからだろう。
まぁあたしも宮部みたいにうまくはできねぇだろうけど。
「分かったか?」
「……。」
早水は頷きも返事もしなかったが寝る体勢から体を起こし黒板を見た。
「うん、よしっ!!」
あたしはそれに満足し教卓の前へ戻った。
その時、あたしはようやく教室の異変に気づいた。
…なんか静かすぎねぇ?
だってさっきまであんな騒がしかったのに…。
しかもなぜか生徒があたしを恐ろしいものを見るような目であたしを見ていた。
あたし、まだなんもしてねぇのに。
あ、もしかして早水がクラスのリーダー的存在だったりする!?
…やっちまった☆
だいぶやらかしてしまった☆
咲さんごめんなさい☆
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