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足は跨がってるから使えない、じゃあ後は拳だ。
跨がられてはあたしもどうしようもない。
強制ワイセツ罪でしょっぴくぞ!!と思いながら殴ろうとすれば…。
「おい、手縛っておけ。」
なにぃ―――!!
考えていることが読まれたのか、他の男子生徒があたしの腕を倉庫にあった鉢巻きで縛る。
そしてついでなのか目も鉢巻きで目隠しをしようとするが…。
あたしら変装のため眼鏡を装着している。
「これ邪魔だー!!」
男子生徒はあたしの眼鏡を取り隅に投げやる。
「あっ…!!」
「……。」
「……。」
ヤバい!!あれ今回の任務のためにわざわざ新調したって言ってたのに!!
手を伸ばそうとするが縛られていることを思い出す。
「お前…地味だと思ってたけど意外と可愛かったんだな。」
「は…?」
男子生徒は何を思ったのかあたしの首筋をベロリと舐めた。
全身に鳥肌が立つ。
これは。
不味い。
無意識に身体がカタカタと震えてしまう。
嫌だ。
触るな。
「やっ止めろ!!」
「へーきへーき、すぐ気持ちよくなるから。」
「ひっ…!!」
男子生徒はブラウスのボタンを外しながら纏めていた髪ゴムさえも取る。
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