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こっからあそこまでの距離ってどんぐれぇだろ。
…10メールぐらいか…?
「あ。」
エアガンを撃ち続けていたら弾切れになったらしい。
あたしは一旦窓から離れると床に膝を付き弾の入れ換えをした。
太股にあるエアガンはピンチになるまで使うつもりはない。
カチャンと音を立てて装着する。
この装填が本物の銃のやり方と同じでよかったぜ。
これも実践練習になっからな。
でも実際ここまで距離が離れてんだったらライフルでやった方が早いんだろうけど。
あたしは弾の装填また窓から体勢を低くして下を見下ろした。
すると、パンッと乾いた銃声と同時にあたしの真横にあった窓ガラスが青色に染まる。
「げっ…。」
あたしは素早く柱の影に隠れ少しだけ顔を覗かせてみれば…。
「……これはヤバイ。」
続けざまに撃ち込んでくるF組。
居場所がバレた以上同じ場所に居続けることは命を捨てる事と同じ。
そう判断したあたしはペイントを被らないよう注意しながら教室を出た。
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