双子

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「センセー…鼻痛い…。」 そりゃそうだ、あたしの頭突きがモロに当たったんだから。 「平気平気、鼻血は出てねぇから。 さっさと教室戻れ。」 「やだ。」 「も・ど・れ!!」 「いーやーだー。」 「いいから戻りやがれ!!あたしはこれからやる事があんだよ!! ここにはいつでも来ていいから今は出てけ!!」 「しょうがないなぁ、今回だけだぞー。」 「知るか!!」 あたしは早水をつまみ出すとパソコンに向かい合った。 あたしは教師としてやることと鬼姫としてやらねぇといけねぇことがあんだよ。 あたしは学校内のパソコンにハッキングしようと電源を入れる。 …それにしても早水は外れだったか。 まぁ、あいつが薬と関わってるとは端から思ってはなかったけど。 いや、薬の前にこの学校は危険すぎる。 だってまだ二回しか出勤してないつもりなのに二回も襲われかけてる。 百合にあたしは無防備だって言われてたけど…まさかここまでとは。 ってかあたしちゃんと気を付けてるつもりだぞ!? ブツブツ文句を言いながらあたしはまたココアを入れる。 今日何杯目だろ。 .
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