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「―――ん…。」
頭がガンガンする、痛い。
それになんか気持ち悪いし…気分最悪。
「う…。」
頭痛を堪えながら重い瞼を開け、一番最初に最初に目に入ったのは七時と示されたデジタル時計。
…昨日の記憶途中からないんだけど、それはもう全く。
「…あれ?」
目の前にある晃の顔のドアップを凝視する。
「……デジャウ…?」
もう驚きを通り越して悲鳴を上げようとも思えなかった、代わりに沸いてきたものはここまで熟睡したの久々だわ…という感想だった。
それでも記憶はない、頭も痛くて気分は最悪、これはもしかして…もしかしなくても酔っぱらった?
どうやってこの部屋に来てベッドに倒れ込んだとか、一切覚えてない。
いや、でもあたし酒に手、出した覚えねぇし…そもそも少し飲んだだけで酔っぱらうほど弱くねぇし。
「…寝落ちはないよな…。」
普通に朝の四時過ぎまで一睡もせず仕事することもあったし今まで朝まで起きているということはあたしにとって日常だったから。
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