初詣

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…労働基準法とかは気にしないでおこう、だってそもそもこの仕事は特殊すぎるし…生活も苦ではないし給料も中々いい方だし咲さん達だって優しいし!! あそこまでいい職場は滅多にないだろう!! まぁ世間一般的には隠されてるけどあれも一応警察機関みたいなもんだし。 「…よいしょ。」 そんなことを考えていたが今日の晃の腕の力は弱い、これならあたしだけでも抜け出せると思い起こさないように脱出。 さすがあたし、晃起きなかったぜ!! この前は本気で絞められると思えるほど力入ってたからなぁ。 極力音をたてないようにこっそりと部屋を出て幹部室に入る。 するともう愛華と湊とチビは起きていて一緒に朝食のお雑煮を食べていた。 「愛ちゃんおはよう。」 「おはようございます!!」 「おはよー。」 愛華はまだ眠いのか箸を持ちながらも首をカクンカクンさせていた。 眠くても箸だけは離さない…あたしが言うのもなんだけどウチの一家ってやっぱり食い意地張ってるよなぁ…。 .
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