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愛華と手を繋ぎはやる気持ちを抑えてまた洗面所に戻る、今日はここの往復ばっかだなぁ。
ここに着付け道具の一式を広げている間に愛華には身支度を済ませてもらい…。
愛華の黒髪で綺麗で長いサラサラな髪はほんの少しだけめっちゃほんの少しだけ邪魔になってしまうため高い位置で緩く一つに結んだ。
髪は後でやろう。
愛華が着ていたパジャマを脱がせ足袋を履かせ、肌着の上に襦袢を着せそのまた上に着物を羽織らせる。
着物の下地は白に近い薄桃色で…柄は枝垂桜に蝶が舞っていてところどころにさり気なくラメのようなものが入っていて可愛い愛華にピッタリだ。
帯揚げは朱色で帯の色は濃い紫色、金と銀の蝶と小さな花が刺繍されていた。
…これ、絶対着せたら可愛い!!
あたしは一人気合を入れなおしなるべく着崩れしないように丁寧に着付けていった―――。
「完成!!」
「お姉ちゃんすごい!!」
「だろだろ?」
着付けが完了した愛華はいつも以上に、想像以上に可愛らしく綺麗だった。
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