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「あ…愛さん!!放してあげて下さい!!
涼兄の頭そのままじゃ潰れちゃいますって!!」
「…チビも、涼の味方?
いや、まぁ分かってるけどここまであからさまに貶されるとさすがのあたしでも傷付くって。」
「着物負けしてるんじゃなくて…!!
逆に物凄く似合ってて照れてるんですよ!!涼兄普段から素直じゃないですし!!」
「いや?今ここで降参するまでやれば多少は素直になるんじゃない?」
「そうだな!!お前もう少し言った方が良いと思うぞ!!
…殺される覚悟しねぇとマジでヤバいだろうけど。」
「湊さんと雅さん酷いっす!!勘弁して下さい!!」
「うっさい。」
ギャーギャー煩い涼を黙らせるために試しにもう少しだけ拳に力を入れてみた。
すると…。
「素直になります素直になります!!」と、連呼してきて余計うるさくなったため仕方なく手を放してやった。
…少しだけ楽しいと思ったのはあたしだけか?
涙目になりながらもグリグリ攻撃されていた場所を擦り元の場所に腰を下ろす涼。
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