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アイロンなんか当てちまえば溶けるかもしれねぇだろうが!!
そうしたらどう説明すりゃいいんだよ!!できねぇだろうが!!どんなイリュージョンだよ!!
「み…雅さんならアイロン無しでも可愛くできるんじゃないですか?」
「でも今日は髪を巻くつもりで…。」
「いえ!!雅さん、愛華ちゃんの髪を巻いてたから愛さんの髪は違うのを見てみたいです!!」
「…そうか…?」
「そうだそうだ!!それに雅!!
雅はアイロンって道具が無きゃあたしの髪いじれないの?」
チビナイス!!勝手に一人で慌ててたから頼りにならないと思ってたけどあたし見直したよ!!
「んなわけねぇだろ!!仕方ねぇな…雅様がアイロン使わなくてもデキる男だってのを見せてやる!!」
た…助かった…。
あたしとチビはお互いに目を合わせ誰にも気付かれないような小さな溜め息を吐く。
ま…マジで危なかった…これは生死をさまようレベルだよ、一瞬昇天しかけたよ。
今回はチビのナイスアシストに感謝だな…。
雅はアイロンのスイッチを切ってからコンセントを抜いてまだ熱かったのかテーブルの上に置いて冷ます。
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