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「ちょっと…あたし以外に誰がいるの…。
まぁ…振袖着てるし髪も顔もいじってるから仕方ないとは思うけど…。」
あたしはもう一度自分の顔を鏡で見て…やっぱり気持ち悪い、と思った。
「……。」
「晃も起きたし早く初詣行こう。」
「あいかおみくじやりたい!!」
「そうだね、去年愛華は吉だったから今年こそは大吉ひこうね!!」
「なんかおみくじの趣旨間違ってね?」
「おみくじは今年一年の運が決まって来るんだから、当たり前じゃん。」
「ちなみに愛ちゃんは去年なんだったの?」
「……大凶、あながち間違ってなかったから怖いんだけど…。
その分良いいいもあったから別に関係ないんだろうけどね。」
…去年は散々だった、クソ親父が借金残して消えるし(これは嘘だったけど)強制的に龍炎華の姫になっちゃうし(今はここのポジションでいるのが心苦しい)…。
でもその分たくさんの出会いがあったから…良しとする。
「あきらぁーおねえちゃんがかわいいからってかたまっちゃだめだよ?」
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