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幼い、純粋、純真無垢というのはとあるときには恐ろしいモノになる。
今愛華とんでもない爆弾落としちゃったよな!?
触れちゃいけない所に落としちゃったよな!!?
晃反応に困るに決まってんだろ!!こんな不細工にお世辞でも言えるわけねぇだろうが!!
「ちゃんといわなきゃわかんないよー。」
愛華お願いだから今だけは黙って!!お願い!!ここは触れないでそっとしてあげて!!
んでもってあたしの心の傷を抉らないで!!自分でも分かってんだからさ!!
「……行くぞ。」
「え!!?ちょっと晃!!?」
あたしは急に晃に手を引かれ幹部室を出る。
その後ろをゾロゾロニヤニヤ笑いながらついてくる湊と雅と…愛華はニコニコしていた。
でもなぜか工藤兄弟…涼とチビは変な顔をしていたがそんなことをあたしは気にしている余裕は無かった。
普段着なれない振袖に歩き慣れない草履、歩幅がデカい晃に小走りでついていくだけで必死。
チクショウ…だから和服は苦手なんだ…見る分にはまだいいけど。
「晃歩くの早い!!」
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