初詣

30/40
前へ
/711ページ
次へ
…やっぱ金額のわりには欲張り過ぎたか? とは思うがいくつ言った所でどれだけが今年中に叶うか分からない。 いや、あたしの場合は叶うか叶わないかじゃなくて自分自身で実現させるんだけど。 気合いで。 ちょっとくらい別に良いじゃないか。 「お前なに頼んだんだ?」 「こういうのって言わないから良いんじゃないの?」 「そうなのか?」 「よくは知らないけど…こういうことに関して詳しい奴が言ってた気がする。」 「オレは世界最強の男になれますようにって言ったぞ!!」 「…一応龍炎華の幹部なんだ、もうそれ叶ってんじゃないのか?」 「いや!!今年のオレは一味違うぜ!! 今年こそは晃を倒す!!」 「…あっそ。」 晃は相変わらず雅の頭の中は空っぽのようだ、コイツの中身が変わることはこれから先ずっとないだろう。 頭空っぽの馬鹿だから。 「おねえちゃん!!はやくおみくじいこうよ!!」 「あ、そうだね、馬鹿は放っておいて早く行こうか。」 .
/711ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1859人が本棚に入れています
本棚に追加