初詣

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「大大吉ひいてる人初めて見ました…。」 「滅多にでないんじゃねぇの?」 「でもこれ大大吉?慎重に行動って書いてあんじゃん。」 「大大吉だろ、なにやっても上手くいくって書いてあんだから。」 「愛!!お前等!!そこはのってんじゃねぇよ!!」 「…二人ともマイペースなんだから、ほら、雅も開ければ?」 いつの間にかあたしと雅以外は全員中身を開けていて…おみくじの内容を読んでいる。 「おねえちゃん、これなんてかいてあるの?」 「どれどれ?」 愛華はまだ漢字が読めないためあたしにおみくじの紙切れを見せる。 「あ!!愛華も大吉だ!!」 「ほんと!!?やったあ!!」 「去年のリベンジ無事に果たしたね!!」 「うん!!」 「だからおみくじの趣旨違うって…。」 愛華にとっておみくじの内容はどうでもいいようで大吉という事実だけで喜んでいる。 うん、可愛い。 「涼とチビは?」 「オレ…凶だった。」 「俺は中吉です…。」 .
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