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あたしが一人心の中で悶々と考えていれば…宮部に説明するから早く席戻れと言われた。
あたしは素直にそれに従うが…なぜか宮部の探るような視線からは解放されなかった。
…あたしなにかやったか!!?
そりゃ今まで散々色々やって来たけどよ、こっちに来てから全然やってねぇぜ!!?
寧ろ警察に貢献してるし!!
…あたしが事故満足で勝手に思ってることかも知れねぇけど!!
宮部はあたしが座ったことを確認すると黒板にチョークで乱暴に何かを書き始めた。
横書きで…全学年合同…射撃…大会。
…は?
あたしは目がイカれたのかと思い目を擦りもう一度見る。
『全学年合同射撃大会』
何度見ても『全学年合同射撃大会』だ。
あたしも涼も、勿論回りのクラスメイトも唖然としている。
涼が知らねぇってことは今までの学年行事にも無かったってことだろ?
「お前等!!今から説明すっからよく聞け!!」
宮部はプリントを配り出す。
…プリントあるんだったらわざわざ黒板に書かなくてもよかったんじゃ…。
と思ったのはここだけの話。
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