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「…は……？」
桑原愛、どうやらピンチです!!
…これで冒頭に戻る…。
「なにそれ!?」
あたしは慌ててプリントで一番目立っている場所を見る。
そこには恐ろしいことが書かれていて…。
『*特賞*
１Ａ桑原愛を仕留めた者は文化祭の後夜祭でずっと一緒にいることができる。
勿論本人承諾済みなので誰であろうと断られることはない。』
……。
誰がいつどこで承諾したって言うんだよ―――!?
あたし理事長に一対一で会ったことすらねぇのに!!
会話なんてするはずねぇだろ!!
なんであたし!?別の誰かにすれば良いだろ!?
金有り余ってやがるんだから芸能人でも呼べば良い話じゃねぇか―――!?
「あたしは承諾なんてした覚え「「うぉぉ―――!!」」……。」
反論しようとした。
嫌だって言おうとした。
誰が特賞になるかって言おうとした。
でもそれは急にテンションが上がった野郎共の声によって掻き消される。
「……。」
耳を済ませば他のクラスからも雄叫びが聞こえた。
「お前等!!今回のゲームには文化祭もかかってんだ!!
全力で行くぞ!!」
「「おぉ―――!!」」
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