1859人が本棚に入れています
本棚に追加
あたしはそれぞれに指示を出すとシチューを盛りに鍋の前に立つ。
「あ、出来立てだから火傷しねぇように気を付けろよ。」
「うい。」
あたしはシチュー五人分よそりお盆に乗せて一気に運ぶ。
「身体温まるぞ―――。」
「やったぁ!!今日はしちゅうだ!!」
「シチュー、ね。」
「それじゃっいただきます!!」
「「「「いただきます!!」」」」
あたしはスプーンでスープを掬い飲んでみる。
うん、今日も丁度良い味だ。
「あ、そうだ愛ちゃん。」
「ん?」
「あの旅行券2人分で愛華と一緒に行きたいんだけど…。
良いかしら?」
「愛華と?」
あたしは頭の中で想像してみる愛華と1週間会えなかったら…死ぬっ!!
あたし愛華を一日に一回以上抱っこしないと愛華不足で死ぬ!!
…もし上の兄貴が愛華に近付こうもんなら…ぼっこぼこにして日本海に沈めるけど。
くっつこうもんなら半殺しだけど。
まぁ…あたしの個人的な意見は置いといて…。
愛華にはちっこいうちに沢山の所連れていって遊ばせたかったし…。
何より愛華が一緒に行けば良いストッパーになりそうだ。
.
最初のコメントを投稿しよう!