1859人が本棚に入れています
本棚に追加
あ、後あたしもHSPの仕事中にわざわざ抜け出さなくても大丈夫になるし。
1週間、母さんに頼むか。
「分かった、1週間楽しんでこいよ。」
「やったぁ!!」
愛華の花の咲いたような笑顔にあたしのハートは打ち砕かれた。
「姉ちゃん、顔。」
琢磨に指摘されるほどあたしの顔はだらしなく緩んでいたらしい。
あたしは慌てて引き締めようとしたが…。
愛華を視界に入れる度に緩んでしまった―――。
―――
「愛―――!!」
「んー…まだ寝かせろ馬鹿…。」
「朝だよ―――!!」
ユサユサと揺すられ眉が寄るが絶対に目は開けない。
なぜなら目を開けた瞬間に全てが終わるからだ。
「だからなんだよ…。」
「八時だよ!!」
八時…8時…はちじ…歯地字…?
8時!?
「はぁ!?」
あたしが飛び起きた瞬間目に写った物は8時3分の文字。
「ぎゃ―――!!遅刻―――――――――!!」
あたしは慌てて隣の2人と1人を叩き起こす。
「ヤバイヤバイヤバイ―――!!
起きろ―――!!」
.
最初のコメントを投稿しよう!