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あれ、全部あたし関係じゃね?
まぁ卓斗は(拓也もだけど)本当に悪いことは絶対にしてないみたいだし…。
ま、もししてたらマジで謝ってるんだろうけど…。
あたし、生きてる間に卓斗が誰かに謝ってるのを見るのは不可能だと思ってたのに…。
「見れたよ…。」
「黙れ。」
卓斗はあたしの考えてる事が分かったのか小さく呟いたはずの独り言にも反応した。
…わかんなくて良かったのに…。
「…まず今回の任務は大きく言っちゃうと潜入捜査よ。」
あたしと卓斗のせいで進まないと判断したのか、咲さんは話始めた。
いつの間にか拓也は仕事モードに切り替わっていて卓斗も切り替えた。
晃達三人もみんな真剣だ。
…あたしも早く‘鬼姫’になんねぇとな。
あたしは手元にあった資料を手に取りないように目を通す。
「今回は拓也達がいるから四人と四人の二組に別れて潜入よ。
私は近くのトラックで待機してるから何かあったらすぐに連絡。」
潜入する場所は源川高校と風林学園。
どちらも男子校で頭が良いが柄は悪いと有名だ。
頭が良くて柄が悪い、なんかすごい組み合わせだよなぁ…。
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