君と僕

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‐ 鳥 ‐ 「おはよう」 僕はどうも‥と 君に囁いてみた 「早いねぇ起きるの‥」 僕は君に問いかけた うーん 寝不足なんだ‥ 僕は鳥でしかないよ‥ 寝不足は補えないな‥ぁ ゴメン‥よ。 だけど 僕はいつも 君たちを空から 見てるよ?? 空を飛べていいね ‥と君たちは 口癖のように言うね? いつも好き場所に自由に羽ばたいて ゆけていいね とも 言うよね?? でも  でも‥ 僕等が君たちに できること 君の感情を よその君が慕ってる人に配達して行けること。 君の心に溜まった 蟠りを僕が背中に 背負って羽ばたいて ‥海に捨てに行けること。 君が空を見たら 僕がいつも  上から‥ 見てるから。 翼が方向指示機ならば 沢山 羽ばたいてあげるから‥ 飛来がキッカケになるなら 僕はどこまでも 羽ばたいてゆくから‥ 僕の声が前向きになるならば 沢山 君に鳴いてあげる‥ 僕は鳥だけど 君に必要でしょ? ‐‐‐‐‐‐‐‐‐
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