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***
「ユキ!」
車の唸る音が聞こえる。
クラクションはもはや鳴りっぱなしで、そこらじゅうに響き渡る。
ちょうど通りかかった通行人も悲鳴をあげている。それでも僕は落ち着いていた。今はとにかく――走る。
ギギギギギギ―――
その瞬間。君は振り替えって静かに微笑んだ。
ドンッ
コタエ
空を舞う僕らは確かに愛を見つけたんだ。
おしまい。
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